フェモラータオオモモブトハムシSagra femorata(以下、フェモラータ)は近年日本に侵入・定着した外来種です。

日本では、植物のクズを主なホストとしています。

日本ではゴールの中で幼虫で越冬し、初夏に成虫が出現します。

現在、フェモラータの誇張された後脚の性的二型に関する研究だけでなく、この種の侵入による生物相への影響などの研究にも興味をもって取り組んでいます。

フェモラータ♀と♂
フェモラータ♀と♂

ホストである植物のクズの茎の表面に産み付けられた卵から孵化した幼虫は、茎内に侵入し、茎内で成長します。幼虫は終齢でゴール(虫こぶ)を作り、ゴールの中で越冬します。そして、初夏には成虫がクズ(ゴール)から出現します。

フェモラータオオモモブトハムシ
フェモラータオオモモブトハムシ